お盆に実家へ帰ったら、空き家のことを家族で話し合ってみませんか?

お盆の時期、久しぶりに実家へ帰省する方も多いのではないでしょうか。懐かしい家に帰って家族が集まると、ふと気になることはありませんか。「親が亡くなってから誰も住んでいないけど、この家どうするんだろう」「ずっと空き家のままで、草木も伸びてきたな」と。
実家に家族が集まるお盆は、空き家について話し合うのに絶好のタイミングです。今回は、空き家を持つ方に知っておいてほしいこと、そして「これからどうするか」を考えるきっかけになるお話をご紹介します。
目次
1. はじめに──「誰も住んでいない実家」、どうしていますか?
お盆の時期、久しぶりに実家へ帰省する方も多いのではないでしょうか。懐かしい家に帰って家族が集まると、ふと気になることはありませんか。「親が亡くなってから誰も住んでいないけど、この家どうするんだろう」「ずっと空き家のままで、草木も伸びてきたな」と。
実は、空き家に関するご相談はここ数年でとても増えています。「自分たちはどうすればいいのかわからなくて、とりあえず放置していた」という方が本当に多いんです。
実家に家族が集まるお盆は、空き家について話し合うのに絶好のタイミングです。今回は、空き家を持つ方に知っておいてほしいことと、「これからどうするか」を考えるきっかけになるお話をご紹介します。
2. 空き家は「放置」が一番のリスク
「とりあえず今すぐどうこうするわけじゃないから、そのままで」という気持ちはよくわかります。でも、空き家を放置すると、意外と早く問題が積み重なっていきます。
2-1. 維持コストがかかり続ける
誰も住んでいなくても、固定資産税は毎年かかります。さらに、建物は人が住まなくなると傷みが加速します。換気されず湿気がこもり、雨漏りや外壁の劣化が進みます。気づいたときには大規模な修繕が必要になっていた、というケースも少なくありません。
2-2. 「特定空き家」に指定されると固定資産税が大幅アップ
市区町村から「特定空き家」に指定されると、固定資産税の軽減措置が受けられなくなり、税額が最大6倍になる可能性があります。倒壊の危険があると判断されれば、行政から解体命令が下ることもあります。
2-3. 売りたいときに売れないことも──境界問題
「いざとなれば売ればいい」と思っていると、実際に売ろうとしたときに問題が出てくることがあります。代表的なのが境界が不明確なケースです。
土地の境界がはっきりしていないと、売買の条件として「確定測量」が必要になります。これは隣地の所有者と話し合いながら境界を確定させる作業ですが、「空き家で所有者が不明な隣地」「なかなか協力してもらいにくい隣人」など、スムーズにいかないことも少なくありません。何度も現地を訪問したり、手紙を送ったり、役所で調査をしたりと、思った以上に時間と労力がかかるのが実情です。
「急いで売りたい!」という状況になってから動き始めると、時間的なプレッシャーの中でコストも余分にかかってしまいます。早めに動き始めることが、結果的に一番節約になります。
3. 「これからどうするか」の選択肢
空き家をどうするかは、大きく分けると次のような選択肢があります。
① 売却する
まとまったお金が入り、維持コストもなくなります。ただし、境界の確認(確定測量)や登記の整備が必要になるケースが多いです。相続が完了していない場合は、まず名義変更(相続登記)から始める必要があります。
② 賃貸に出す
定期的な収入を得ながら建物を維持できます。ただし、リフォーム費用や管理の手間もかかります。「貸したいけど、まず土地の状態を整理したい」というご相談もお受けしています。
③ 解体して更地にする
建物の維持コストはなくなりますが、解体費用がかかります。また、建物がなくなると固定資産税の軽減措置がなくなり、税額が上がる場合があります。解体後に売却・活用を検討する方も多いです。
④ 管理サービスを使う
「今すぐ売る・貸すつもりはないけど、維持していきたい」という場合は、空き家管理サービスを使う方法もあります。定期的な見回りや換気・清掃などを業者に依頼することで、建物の劣化を抑えることができます。
4. お盆に家族で話し合うときのポイント
「空き家どうする?」という話は、なかなか切り出しにくいものです。でも、全員が集まれるお盆の機会を逃すと、また1年先延ばしになってしまうことも。ぜひ話し合っておきたいポイントを挙げておきます。
- ✔ 土地・建物の名義は誰になっているか(相続登記は完了しているか)
- ✔ 固定資産税は誰が払っているか
- ✔ 境界を示すものがあるか(杭が残っているかなど)
- ✔ 今後、売る・貸す・維持するのどれを目指すか
- ✔ 全員の意向をどう揃えるか(相続人が複数いる場合)
「全部すぐ決めなくていい」ので、まずは現状を確認して、方針のすり合わせをするだけでも大きな一歩です。
5. 「どこに相談すればいいかわからない」という方へ
空き家の問題は、測量・登記・税金・法律・不動産売却など、複数の分野にまたがります。「どこに相談すればいいかわからない」という方も多いのですが、まず一番身近な専門家に相談して、必要に応じて他の専門家を紹介してもらうのが一番スムーズです。
イチカワ測量企画では、土地の境界確認(確定測量)から、相続に関わる測量・登記(パートナー司法書士と連携)まで、不動産に関するご相談を幅広くお受けしています。「うちの実家の土地、ちゃんと境界がわかるのかな」「相続してから何もしていないんだけど」という段階からでも大丈夫です。見積もりは無料ですので、まずはご連絡いただくだけで構いません。
対応エリア:東京・埼玉(川口市・さいたま市・草加市など)・千葉・神奈川
6. まとめ
- ✔ 空き家を放置すると、維持コスト・建物劣化・税負担が積み重なる
- ✔ 売却には境界の確認(確定測量)と相続登記の整備が必要になることが多い
- ✔ 境界確定は時間がかかるケースも多いため、早めに動き出すことが重要
- ✔ 対処法は「売却・賃貸・解体・管理」など状況によってさまざま
- ✔ お盆は絶好のチャンス。まずは現状確認と方針のすり合わせを
- ✔ 「何をすればいいかわからない」という段階からでも専門家に相談できる